2014年4月20日日曜日

シンポジウム/WE AND YOU WHO WONDER WHY展

WE AND YOU WHO WONDER WHY」は、スウェーデンのアーティスト6名がそれぞれの故郷を巡回する展覧会です。
桑沢デザイン研究所で開催中の東京展は4回目で、東京造形大学大学院テキスタイル研究領域2年生も参加しています。

4/17(wed) 17:00、展覧会場で出品作家によるシンポジウムが開かれ、
スウェーデン作家6名と大学院生2名は、それぞれの作品のコンセプトや制作の背景などを、
互いに質問をかわす形で話し合いました。



大学院生は高橋佑佳さんと吉本悠美さんの2人が参加。
通訳を通したスウェーデン語と日本語の行き交うシンポジウムは、2時間に及びました。

展覧会は、4/23(金)まで開催しています。
専門学校 桑沢デザイン研究所 1階
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-4-17

2014年4月19日土曜日

2013年度卒業制作展「むすび」 後編

先日、ご紹介した2013年度卒業制作展「むすび」前編の続きです。





展示空間はこんな感じ。




それでは個別に作品を見ていきましょう。
井上美里「structure freedom with yarn」

こちらは大学院生の作品。
織り機の上で作る立体作品です。タテ糸がヨコ糸になり、ヨコ糸がタテ糸になり、複雑な形を織り上げています。




村上緑「折り布」

オーガンジーを折り込んでいき、上からプレスをかけることで、半永久的なプリーツ加工を施した作品です。



藤野寿朱菜「生地なった靴。靴になった生地。」

カラフルで愉快な生地と靴の作品。
生地から靴が出てきた様な、見せ方が面白いです。


岩田早紀「スカート商店街」

商店街のお店をモチーフにしたスカートのコレクション。スカートの柄にはお肉屋さんや八百屋さんなどの、身近なお店が描かれており、一つ一つ見ていて楽しい作品です。



守屋佐知子「朝行く道 夜の帰り道 雪の道」

織物組織を巧みに使ったカラフルな生地です。四角い柄がかわいいです。


内川実季「Nukegara」

織物組織を使って織り上げた、立体的な作品です。
抜け殻をデザインモチーフにした、生き物の様な織物が楽しいです。


杉山日香里「魚」

魚をモチーフにして染めた作品。
一点一点手作業により染められた生地は、二度と同じものが作ることが出来ないものになります。





川村あかね「木々 季節と時間の中で」

ドット絵のように、1マス1マスをつづれ織りの技法で織っていった作品。
近くで見ると、タテにスリットが入っており、織物ならではの立体的な表現になっています。






禹ビンナレ「凹凸テキスタイル」

カラフルで愉快な子供服の作品です。
染めた生地の上から、違った素材の生地を重ねてつけたり、ステッチを入れることで、複雑な柄の奥行き感を出してます。


谷村永実「寶貝」

自分の宝物の貝をモチーフにして染め上げた作品です。
大きな柄がパワフルです。




藤原かえで「24hours」

大学院生の作品です。手織りで織られたコールテンの作品です。
手織りと思えない緻密な織物は全部で72枚もあります。


戸塚ひかり「●→?」

生地の平面性と衣服の立体感を考えてデザインされた作品です。
服のパターンはすべて丸い形から作られています。


岸本有希子「時を刻む布」

ほぐし絣やインレイの技法を使って織られた作品。
手作業を重ねることで、織物らしからぬ、柄の柔らかさを出しています。



貝塚敦観「infinity 心の記憶、感情の痕跡」

大学院生のつづれ織りの作品です。
細い糸で緻密に織られています。作品にかけた時間と仕事量は圧巻です。



 白石倫代「Wrap」

生地を裂き、極太の糸を自分で作り、編み上げた立体的なラグです。
規格外の大きさの編み物を編む為に編み棒も自分で作ったという、力作です。



吉田かな子「雑草と、それにまつわる小さなはなし」

身近に生えている雑草をモチーフにした作品。
派手な色を使わずに、それでいて迫力がある。雑草の力強さを感じることが出来る作品です。












以上、2013年度の卒業制作展「むすび」のレポートでした。
今年のspiralでの学外展では大反響をよび、なんと東京造形大学の学外展をやった中で過去最高記録、5日間で2500人近くの方が展示会にいらしていただきました!!
これはすごい!!!

今年度の卒業制作も、この調子ですばらしい作品が沢山生まれることを期待しています。
今後とも東京造形大学テキスタイルデザイン専攻領域をよろしくお願いします。

2013年度卒業制作展「むすび」前編はこちらから!!



(助手:高須賀)

2014年4月16日水曜日

2013年度卒業制作展「むすび」 前編

2013年度のテキスタイル学科卒業制作展が2014年3月12日〜3月16日に南青山のspiralで開催されました!!
今年もクオリティーの高い作品が沢山生まれ、spiralの展示会場にいらした沢山の方々も楽しんで展示を見ていました。それでは、2013年度卒業制作の作品を写真ではありますがご紹介します。




東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻卒業・修了制作展 『むすび』
会期:2014.3.12(wed) - 3.16(sun)  11:00 - 20:00 /入場無料
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
   〒107-0062 東京都港区南青山 5-6-23
こちらはspiralの展示会場。
天井が高くとても気持ちのよい空間です。


塚越友仁加さんの作品 「テキスタイルリボンコレクション」

織物組織を巧みに使った、かわいらしいテキスタイルリボンの作品です。

山本郁子 「匂いたつ毛並み」



近づくとこんな感じ。なんと、純銀から作られるラメ糸が使われており、高級感漂う、面白い質感のテキスタイル作品となっています。



熊谷彩乃 「flower」



捺染で染めた上から編み物の技術をつかい立体感をだした作品です。
彫刻的なテキスタイルが楽しいです。


新井美里「つくもおうじょう」

緻密に書き込まれた独特な世界観のテキスタイルです。一つ一つはハンカチとなっています。


桐々谷もえ「あのこのワンピース」
女の子の肌の質感を手捺染の技術を使い表現してます。手捺染ならではの色味が素敵な作品です。

飯田李「モノトカタチ」


伝統的な色糊捺染の技法を使い染めた浴衣。
手で紙を一枚一枚ちぎることから生まれるランダムな柄がなんとも素敵です。



中村理沙「私の見ていた景色」


絣織りの帯。
近くでみると少し変わった絣の柄になっています。

阪本亜子「食のテキスタイル」


日本食のご飯に着目し、制作したテキスタイル。
愉快のご飯柄のテキスタイルは風呂敷になっています。


本間敏郎「あなたが進め完成させる物語」


細密に描かれたテキスタイルは上から下までリピートはなく、一つの物語となっています。驚きの細密さです。

斉藤優香「水を身にまとう」
一枚の織物から作られる衣服。金糸や絣糸で織られています。


伊藤蓮美「自然の恵みで着物を織る」


植物から染めた絹の糸で織られた着物。緻密に組まれた縞がとてもきれいです。




これで、半分の作品しかご紹介していないのですが、このボリューム!!やはり、卒業制作の作品は迫力があります。
また後日、後編にて残りの作品をご紹介します。


(助手:高須賀)