2016年5月28日土曜日

授業紹介 〜3年生染 スクリーンプリントの授業〜


今年度も日々の授業の様子をアップしていきたいと思います。

こちらは3年染専攻のスクリーンプリントの授業です!

担当は鈴木マサル先生です。

この授業では生地幅のスクリーンプリントの基本的技術、原画の描き方、デザイン等を学んでいきます。

授業の初めは毎回恒例の先生の生地コレクション紹介のコーナーです。



ヴィンテージのマリメッコ生地から最新コレクションの生地、
北欧ブランドの生地や誰が作ったかわからない無名の名作生地まで、
リピート位置や柄を描くタッチ、色構成などについてのマニアックな話を
実際の生地をみながら説明していきます。


お絵描きとデザインは違う
という言葉のもと、柄に対する考えやスタンスを今一度問うようなお話でした!

たくさんの生地を見ることで、これからデザインする生地を使っているシーンやテーマ・コンセプトなどのイメージが膨らんだようです。


そして生地をみたあとは、ある程度デザインを決めたら、実寸大の大きさで模造紙にどんどん描いていきます!



今回の課題はオパールプリントという透け感のあるプリント生地用の柄です。
 


鈴木先生が直接、デザインに合わせた描き方やタッチの出し方等を指導していきます。


大体の学生がデザインが決まったようです!
プリントして出来上がった生地はオープンキャンパスで展示されます!
どんな生地が仕上がるか楽しみです!


そんな鈴木先生の個展が代官山で開催中です!


鈴木マサルのテキスタイル2016collection
代官山T-SITE GARDEN GALLERY
http://tsite.jp/daikanyama
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15
会期:2016年5月27日(金)・28日(土)・29日(日)
時間:27・28日10:00〜21:00、 29日10:00〜20:00
入場無料



昨日はオープニングパーティーが開催されました!
とても大盛況で売り切れの商品もあったそうです!







カラフルな新作のフィンランド製テキスタイルや、新作傘等
で構成された展示空間は圧巻です!


展示は明日までとなっております。ぜひお出かけください〜!

吉本

2016年5月17日火曜日

特別講義 〜染色作家 山下郁子先生〜


先週、客員教授である山下郁子先生にお招きし、特別講義を開催して頂きました。


山下先生は造形大学の4期生であり、
卒業後に人間国宝である宗廣力三先生に師事し、
第51回日本伝統工芸展にて最高賞である「総裁賞」を受賞。
現在、日本工芸会正会員であり、富山で作家活動を続けています。


卒業後の宗廣先生の下での修行時代のお話から、制作工程、作品に対しての想い、
最近の個展・展示などを、
 ビデオやスライドで余すことなくたくさんのことを赤裸々に語って頂きました!


そしてこちらは第50回日本伝統工芸展に出品された山下先生の作品サンプルです。


天然染料と化学染料を駆使して染めた糸と、繊細な絣技法により、淡くも力強い印象です。


そして初公開という山下先生のデータノートも見せて頂きました!


ドローイング、糸計画表、織りサンプルなど、プロ作家の作品制作中の脳内を見ているかのようでした!




山下先生、ありがとうございました!



そして現在、有楽町の無印良品内のコミュニケーションスペース、Open MUJI Tokyoにて
「日本の布ができるまで」展が開催されています!




「日本の布ができるまで」展
会期:2016年4月8日(金)〜5月29日(日)
会場:無印良品 有楽町 2F Open MUJI Tokyo 
住所:東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2F
開場時間:10:00〜21:00(入場無料)


日本各地の上質な布が生産工程、現場の職人、職人が実際に使用している道具とともに展示されており、日本の布作りの産地・現場が身近に感じられる展示となっています。
展示は5月29日(日)までです!


吉本



2016年5月6日金曜日

卒業生の染色作家/国展

第90回 国展 が国立新美術館で開かれています。

国展には工芸部があり、卒業生の染色作家が毎年出品しています。





公募団体の一つ国画会の公募展が国展です。
その工芸部門にはかつて、柳宗悦、浜田庄司などとともに染色家の芹沢銈介が参加していました。

芹沢の弟子で、東京造形大学・テキスタイル専攻の創設から関わってきた四本貴資先生は、1958年に国展初入賞、59年国画賞を受賞しています。
その頃四本先生は、染料を混入した色糊を使い、版(ブロック)で布に捺染するという新しい染色表現に挑んでいて、受賞作は「版捺染」による作品でした。

版捺染 木綿 1960年 巾90㎝(作品集「四本貴資」より)


四本先生は授業でも色糊捺染を積極的に指導し、それが造形大テキスタイルの個性の一つとなって今も続けられています。
また、四本先生の指導を受けた卒業生に捺染による作品制作を得意とする染色作家がたくさんいて、中には国展の会員や準会員、会友も少なくありません。

今年の国展にも卒業生の作品が並んでいました。

今田史朗さん


緒方義彦さん


坂田峰子さん


鈴木均治さん


宮内敬子さん


第90回 国展
4月27日(水)〜5月8日(日)
国立新美術館