2017年12月19日火曜日

“やっぱり私は赤が好きです”



福岡で「鈴木マサルのテキスタイル展」が開かれています。九州で初めての展覧会です。

テーマは、
“目に見えるもの、すべて色柄”
しかし、会場に入ると、テーマは、
“色”
にあるのではないか、と感じます。

会場には、色にまつわる鈴木先生の想いを綴ったカードが置いてあり、自由に手にすることができます。
カードは、RED、ORANGE、ROSE、YELLOW、GRAY、BLUEの6色。暖色系が半分以上です。
鈴木先生は、その「RED」のはじめに、
「1番好きな色は何ですか?と聞かれたら迷った挙句にきっと『赤』と答えてしまうのだと思います」
と語り、最後に、
「やっぱり私は赤が好きです。多分、1番」
と締めくくっています。






会場の壁には、鈴木デザインの“色柄”がペイントされていて、さらに、床のパンチカーペットにもオリジナルの“色柄”が施されています。
展覧会のDMに、
“今回会場内にある、目に見えるものすべてを色柄で埋め尽くしてみました”
と書いた鈴木先生は、さらに、こう書いているのです。
“この展示は私の決意であり、プリントテキスタイルの希望でもあります”
と、そして、
“前を向いて、身の回りに色、柄を”


この意気込みはDMにも表れていて、
2つ折のDMを開かないと情報なほとんど見えない、そればかりか、開いた片側には“色柄”だけ・・・





会場は、もちろん赤だけではありません。
“これまで発表してきテキスタイルや傘、ラグ、ファブリックパネルなど約100点を用いて空間を構成”
しています。







会場は隅々まですべてが鈴木マサルデザイン。
空間が、まさに色柄で満たされています。
圧巻、です。

構成は考え抜かれ、念入りに準備され、丁寧に仕上げられています。
テキスタイル(布)の左右の耳はカットされ、さらに、色布で裏張りされています。
布の“余白”が徹底的に排除されているのです。
その結果、すべてが、壁も床も含めて、一体となって空間をつくりあげているのです。
目に見える白は、余白ではなく、それは白という色なのです。



“前を向いて、身の回りに色、柄を”


会期:2017年12月9日(土)〜2018年1月14日(日)
会場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
   福岡県福岡市天神1-7-11


12Fにも展示があります。


大橋